Team Eurasia-iRC TIRE

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Harelbeke

今日は昨日に続いて連戦となった。昨日、20kmも走らずにメカトラでリタイヤとなった竹之内とレース観戦をしていたのだが、逃げが決まると「いいなぁ〜、あの逃げメチャクチャ美味しいじゃないですか…タイミングもいいし、メンバーも良いし…」と悔しそうにしていた。月曜日に帰国する竹之内は土曜日がベルギーの最後のレース…の予定だったが、「このままでは帰れません!」と今日も走る事になった。

エントリーは60名ほど。昨日と会場が近い事もあり、メンバーも同じようなメンバーになっている。そして、2周目竹之内を含めた4名が集団を飛び出した。メンバーは昨日優勝した元ランドバウクレジットのケビン ネイリンクが加わっている。まだ序盤で人数が少ないのが不安材料だが、メンバーは悪くない。

集団とのギャップを常に60秒前後で先行していた4名はラスト20kmで追撃の4名に30秒、15kmで20秒、ラスト8kmで15秒とその差を詰められていく。先頭集団に2名を送り込んだ「デコック スポルティーボ(ベルギーカップ ランキングNo1チーム)」の1名が、竹之内が引き終えたタイミングでスルスルっと先行。竹之内はネイリンクとお見合いしてしまい、そのままデコックの選手が逃げ切り、竹ノ内は後ろから追い上げた4名にラスト5kmで吸収され7位に終わった。

デコック スポルティーボが2名いて、その一人がアタックしたら…そこは絶対に追わなくてはならないタイミングだった。理想的にはネイリンクを引き離して単独で前に追いつければ、竹之内+アタックしたデコックの選手の2名 VS ネイリンク+アシストのデコック=1名で絶対的に数で有利な展開に持ち込むチャンスがあった。

理想は理想であって現実はまた別なものであるけれど、「勝ち方」について最後の最後で理想を語れるようになただけでも大きな進歩である。

今日で竹之内の長いベルギー遠征が終わった。今年もよく頑張った。来年の3月のシーズン開幕は「今日のレベル」から再スタートを切ってほしい。



大場 政登志 (写真左)レース中メカトラでリタイヤ。調子が良いだけに残念だった。








藤岡 徹也 膝の故障により20kmでリタイヤとなったが、段々と良くなっているようだ。





 

中山 卓士 竹之内の4名を逃した後の集団で積極的に動いていたが、肝心の追撃には加われず、25位前後に終わった。







逃げる4名。先頭が昨日優勝しているネイリンク。昨年まで5年間ランドバウクレジットに所属していた。







ラスト8km、逃げが決まった瞬間。アタックと言うほどのものでは無かったし、大きなチャンスだったのだが、そこに気付かなかったのは竹之内の経験不足だろう。こうして経験は積んでいくものだ。