Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Core Training for Standing Sprint

ずいぶん前から気になっていた竹之内のスタンディング時の上半身の前後、上下のブレを修正するためのトレーニングを休養期間中に行いました。
今でこそ体幹トレーニングとか、コアトレニーングとか、専門用語がいろいろとありますが、そんな言葉が存在する20年位前から僕自身が行っていたトレーニングです。様々な理論や、機器が発達する中で、僕が試行錯誤しながら数年間かけて得たものをたったの数時間で理解してくれました。理解し、実行できたとしてもそれがレースで有効に使えるかは別問題だし、もう少し時間もかかると思いますが、良い成果となって数字に表れることを願っています。
竹之内悠のコアトレーニング前のスタンディング
竹之内悠のコアトレーニング後のスタンディング
良い例;クリス ホイ 2004北京オリンピック
北京オリンピックでの1kmTTです。どの選手もキレイなステンディングですが6'55'くらいから始まるクリスホイはスタート時こそ若干の前後へのブレがありますが、第2コーナーから第3コーナーまでのスタンディングは恐ろしくキレイです。サドルと腰の位置関係を見れば腰がぶれていないのが分かると思います。

竹之内は指導前は腰の位置が前後上下、肩(頭)の位置も前後にぶれていましたが、指導後は腰、肩共に安定したと思います。フォームを改善する際のポイントは「ポジション(フォーム)ありき」では無く「踏み方ありき」であるべきだと思います。つまり、良いフォーム(ポジション)だから早く走れるわけでは無く、きちんと踏み方、使う筋肉を理解すれば、良いフォーム(ポジション)に近づいて行き、結果として速く走れるようになると言う事です。