Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Stage 5 Gesves - Namur

49th Koishi Yuma +1:11
59th Amagoi Tatsuki +1:29
63th Komori Ryohei +1:34

General Classification
5Days 765km
31th Komori Ryohei +6:35
70th Koishi Yuma +30:26
96th Amagoi Tatsuki +56:05

Team成績 参加26チーム中
19位


小森 亮平によるレースレポート
第1ステージ
結果11位

ひたすらアップダウンを繰り返すステージでかなりハードだった。
ハイペースで上り→平坦の横風というシチュエーションが多くて、途中アタック合戦が続いたりして集団の人数はかなり減ったが終盤はスプリントになることを予想しながら動いた。
最終的には集団スプリントになり10番手ほどでゴール。ゆるい上りのスプリントだったが前に上がり切るパワーが足りなく、厳しかった。

疲労をためないように注意しながら、次の日に備えたい。

第2ステージ
前半は平坦基調で、ベルギーのコンチネンタルチームの3Mが初日のステージを勝ったため、
予想通り前半に出来た少人数の逃げをリーダーチームがコントロールしながらちょっとづつ追いかける定石の展開になった。

終盤に現れる3つの山岳ポイント(2級)に注意しながら、着々と距離をこなしていく。

しかし、暑さからからか少し集中力を奪われてしまい、最後の山岳ポイントでギリギリ50人の集団に残ることができなかった。
集団から少し遅れてしまい、総合も30番手ほどまで下がってしまった。


第3ステージ
前日のステージではレース前半に出来た逃げが逃げ切って、リーダーは他チームに移ってしまったが、
まだ総合成績ではタイム差が付いていない選手が大勢いる状況なので、アップダウンの厳しいこのステージではサバイバルレースになると考え、先頭集団に乗ることを考えて動いた。

はじめの20kmで虎視眈々と集団の状況をうかがいながらレースを見て、そこで現れた最初の2級山岳ポイント。
20名ほどが先行していて、まだ追走をかければすぐに追いつく。

そこで上りの下から一気にペースアップして10名ほどが抜け出しているのが見えた。これはチャンス。
すぐに追走を仕掛けて、上り切りで先頭まで追いついた。
30名の大きな先頭集団ができた。

ペースを保ちながら2分差まで開いたところで、いったんおちついて次の展開を考える。
山岳賞ジャージはすでに難しいので、山岳ポイントは狙っていかない。狙うのはゴール勝負のみ。

なるべく目立たないように淡々と走っていく。
そしてまだゴールまで40km以上残したところにある最後の山岳ポイントの手前で後ろからまた小集団が追いついてきて、先頭集団は50名ほどになった。

その上りは予想以上に厳しく、いったん遅れてしまったものの、15名ほどのグループを作って前を追走。
上り切った後は下りはほとんどなく、平坦の横風だったがそこで5名ほどに人数が絞られたものの、前の集団に追いついた。

しかし、その20名ほどのグループの前には、さらに15名ほどが先行していたようで、追いついた勢いのまま、アタックしてまた5名で前に追いついた。

先頭は23名?
一人が20秒差で先行しているが、残りもサバイバルレースで生き残った選手たちでかなり強い。

そんななか10名の選手が先行してしまい、自分はそこに入り損ねてしまった。
マークしていたうちの選手の一人(EFCオメガファルマの選手)が動かなかったことで、一瞬、動くのをためらってしまったため。

ラスト10km
前11人、後ろ12人。まっすぐな広い道のアップダウンを走っていると、もう200mほどのところに前に見えている。
差は徐々に詰まってきている。

そのとき、グループの3番手で走っていると、前に割り込んできた選手が他の選手と接触して落車。時速45kmで走っているときに50cm手前で割り込んできた選手が落車して、自分もそれに思いっきり乗り上げて落車してしまった。

なんとかその小集団に復帰したが、復帰したときにはグループのペースは落ちていて、前とのタイム差は開いていた。

前に入ってきた選手のせいで落車してしまったのは腹が立ったが、自分にもっと余裕があれば落車した選手を避けられたと思うし、もっと言えば前のグループに入っていれば問題は初めから無かった。
これも自分の責任。

総合は少し上がったが、もう総合でトップテンを狙える位置にはいないので、気持ちを切り替えて、ステージを狙っていきたい。


第4ステージ
いきなり第1級山岳がある上りの厳しいステージだったが、前日の落車の影響と疲労もあって、思うように体が動かず、ひたすら耐えるレースになった。
前日も痛みと発熱でほとんど寝られず苦しい1日だった。

この日もギリギリメイン集団に残ることができずゴール10km手前の最後の上りで遅れてしまった。


第5ステージ
最終日は最後に3kmほどの石畳ののぼりを上りながら城壁で囲まれた丘の上の城跡にゴールする。
初めから思いっきり動いてみようと、アップを行ってからスタートしたが、やはり体の動きは重く、展開が見える位置にはいたものの、20名の逃げ集団には入ることができず、集団待機の状態に。

ゴールでは、我慢できるところまでと思って上ってみるのの、途中で完全に脚が止まってしまった。



総括
第3ステージまでは、体も動いて優勝争いにも何度か絡んでいけるほど走れたが、総合成績ではほめられたものではなく、
ステージ優勝と総合トップ10に入るという目標を達成できなかった。トラブルはいろいろとあったが、チームや関係者からは最大限のサポートをしてもらったにも関わらず、目立った成績を出せなかったのは残念。
強い選手は多少のトラブルあろうとチャンと上位に入っている。


一度、ここで気持ちをリセットしてこれからのレースで最高のパフォーマンスを出せるようにフォーカスしていきたい。


総合成績
31位 完走114人
6分35秒遅れ

////////////////////////////////////////////////////////////////
小森 亮平 KOMORI Ryohei