Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #22 @Kortemark Edewalle for Junior
3周目に3名が集団から抜け出し、後に2名が合流。5名の逃げとなる。
レース中盤、集団から5名が追撃しそこに山岸が加わった。
ここ数レース、「力強い走り」を見せていたが、常に後手に回る事が多く、
前回のレース後のミーティングでは「自ら動く事に自信を持っていけ!」と
話したばかりだったので、この追走グループに加わったのは
彼のセンスと実力を感じた。
山岸を含めた追撃グループは先頭集団と合流。
10名のグループとなる。
10名のまま最終周回へ・・・
ラスト4km、山岸が下り区間で落車。
9位でフィニッシュした。
落車した山岸はホイールを破損し、自転車を担いで歩いていたら Wim Vansevenant(橋川がアマチュア時代に勝手にライバル視していた選手。後にロットに所属しツールも数回走っている)が通りかかり、自分の自転車を山岸に貸してくれました!
この自転車は彼が現役時代にロットで使用していたリドレー!
Dank U Wel!
花田は後半に単独で後続集団から飛び出し、
後に3名が合流。11位争いの4名の集団で頭をとり11位。
鈴木は後続の集団の取り残され完走はできなかったが30位の順位がついた。
大町は暑さと疲労のためコンディションが悪く、自らリタイヤした。
今回の落車では後続の選手を巻き込んでしまった。
山岸は初めての勝ち逃げに加わり、
いつもとは違うプレッシャーのなかで走っていたのは理解できる。
レース中の落車には
「防ぎようの無い落車」と「防ぐ事のできる落車」がある。
更に「防ぐ事のできる落車」は
「リスクを負ってでもその必要があった場合」と
「その必要の無い場合」がある。
レース後、当人とも話をしたが、
今回の落車の場合「リスクを負う必要の無い」場面だった。
自転車選手であれば落車は避けて通れないものである。
しかし、あらためて選手たちにそのリスクを伝えていかなくてはならないと思う。