Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

年間計画

シーズンオフに入り、来るシーズンインに向けて指標となる年間計画を立てた。

選手個々の課題、スケジュール等異なると思うので、全員が同じメニューとはなり得ないが、これをベースに各選手には自分のメニューを考えて欲しいと思った。

イメージ的には・・・10月末までレースを走り、2016シーズンで50レース前後走った選手が2週間のオフの後に、11月中旬からトレーニングを開始した事を想定しています。

1)
目標の設定=ピーキング
4月上旬~アルデンヌチャレンジ
6月末 日本選手権
9月中旬 (欧州のレース)
10月末 ジャパンカップオープンレース
のレースで良いコンディションに持っていく事を前提のプログラムです。

2)
上記のレースに向けてどのようにコンディションを作っていくのか?Condition(コンディション)を5段階に分けて週ごとにイメージを作る。

1)で決めた目標に向けて(~オフの鈍った身体からコンディションを上げていく、もしくは意図的に落とすのか~)イメージを作り、数字で表します。Conditionは 5を最良とし、1を最低として数字で示す。

3)

Phaseの設定。各時期毎にトレーニングの目的を決める。

どの時期に
休養 RC
準備期間 TP
乗り込み GP
高負荷 SP
コンディショニング PC
レース CO
の段階を作るべきかを考えます。
この休養~レースまでの段階は持久系スポーツのコンディションを作るまたは強化する上で基本中の基本であり、特に乗り込みを行い、ベースを作ってから強度を上げる(高負荷)に入る事を覚えておいて下さい。

乗り込みはVolumeでコントロールしMaxを5としています。これは最終的には時間/週で具体的な数字を入れます(太枠内 Hour/Week )。

強度はIntensityでMaxを5としています。これは運動強度を7つのZoneに分けてどの強度を優先させるべきかを 黄色~オレンジ~赤 で色分けしています。Zone4がFTPもしくはATの強度です。

SP及びCO Phaseの期間中はZone4(ATもしくはFTP)の強度を最優先していますが、選手のコンディショニング状況や目的に応じて変化させる事が重要です。

例えば今シーズン、コンディションの仕上がりが遅れていた清水は7月に30秒前後のインターバル(Zone5)をバイクペーサーで行いました。

Hours/Weekは空欄になっていますが、「Volumeの目安」を参考に各自で書き入れてみれば、どのくらいトレーニングを行うべきなのかがわかると思います。

 

Intensityに関しては各自、ZONEの心拍数もしくは出力(ワット)及び%を埋めてみてください。

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これは2013年頃にUCIの研修でいただいた資料を自分なりにアレンジしたものですが、ビックリしたのが僕が様々な方からの指導を受け、学んできたOld Shool 的なトレーニングメソッドが今でも文字が変わり、情報が変わっているだけで、根本は全く同じであるという事!
この辺の話を書き出すとまた長くなるの今日はこの辺で・・・