Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U19#21 Kortemark

28riders@start  84km


6th Torikura Hissyo
10th Kobayashi Hitomu
20th Ikarashi Kota

1周7kmを12周。途中緩い登り区間や 横風が吹いたらエシュロンが組まれそうな農道区間もある。平坦で行われる事の多いウェストフランドル地方のレースであるが、バランスの取れた良いコースである。

出走人数が少ないので、「数名の強い選手がマークされ逃げが作られにくい」が「一度逃げが決まってしまうと追う選手数が少ないので決まりやすい」事をレース前に伝え、「それでも逃げに乗る事」を目標とし、前々回のレースで3位に入賞している鳥倉は「常に次の展開を予測しながらレースを走る事」を目標にした。

2周目に5名が先行。鳥倉による単独アタックのカウンターで行かれてしまい、鳥倉は反応できなかった。

少し間を置いて3人で追走をかけた。鳥倉が一番力強く、1名は余力が無く、1名は引く気が無い。あと少しのところまでギャップを詰めた所で、引くことに積極的ではない選手が単独でアタックし、前に追い付いた。鳥倉はそのまま追いつくことなく、集団に取り残された。

集団内でも積極的に動き、力を見せていたが、最後まで追いつく事はできなかった。
鳥倉はラスト700m、単独でアタック。集団から抜け出し集団の頭を取り6位だった。

古林は積極的に動くも集団から抜け出す事は出来なかった。五十嵐は集団から遅れリタイヤとなった。

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5名が先行し、メイン集団からブリッジを3名でかけた際、残り2名が先頭交替に積極的では無い中、ガンガン踏み先頭集団に加わる事を逃した。
では3名で抜け出した際に引くことを止めるべきだったのか?
引くか、引かないのか?についてはその時の状況によって異なってくるので一言で答えは言えないが、

引くのを止める
=集団に引き戻される
=集団から抜け出すチャンスは二度とないかもしれない。

引き続ける
=もしかしたら脚力のある選手が一緒に先頭交代に加わる可能性のほうが高い

今回は予想通りにはならなかったが、逃げに加わった時に「引かない選手がいる場合の対応」について考えるチャンスになったと思うし、何よりもこのような体験、思考を繰り返し経験を積む事で「逃げに加わるための精度を高める」判断が行えるようになる。

ネガティフな判断からは単発的には結果を残す事もあるが、長期的に考えた場合は得られるものは少ない。

残るレースは1つ。3位まで順位を上げているので勝ちを狙いたいが、その前に先ずは勝ち逃げに加われるよう、冷静な判断と積極性を期待したい。