Team Eurasia-iRC TIRE

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サイクリングアカデミー #4 IZEGEM (BOSMOLENS) U19

IZEGEM (BOSMOLENS)
17X5.7km 97km  出走35名 

6位 津田 悠義

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今日は月曜日なのになぜか各地でレースがあり、参加者が分散しベルギー人のエントリー数は少なかったが、CCCのポーランド、ラトビアナショナルチームだけで13名のエントリーがあった。


スタート直後からアタックはあるが、有効に見える逃げは出走人数が少ないことから潰し合いとなってしまう。
ベルギー人2名が先行し、集団はそれを泳がせるように容認した。集団からCCCが単独でアタック。この動きをきっかけに4名が先行した。

追走の動きを作ろうと津田がアタック。単独となりながら1周以上先行したが集団に引き戻された。集団ではアタックの動きが活性化し、津田の逃げが吸収されたタイミングでカウンターのアタックがあり、津田を含めた4名が追走集団を形成。レースも中盤を過ぎたころには追走集団は先行する4名と合流し8名の逃げが完成した。

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逃げる4名に対し、追走の集団を作るべく「活性化させるつもりだった」アタックが独走状態となった。レース後は「もう少し違うやり方があったかもしれない」と考えている。

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逃げる4名を追走する4名に津田が加わった。




後続のメイン集団とのタイムギャップが常に30秒以内でレースが進行し、先頭集団は3名が遅れて5名となり、その後4名が追い付き9名となった。


ラスト4周、先頭集団を走っている選手が単独で落車。前走者とのギャップが生まれ、後続の7名は泳がせるように…しかし、2名いるCCCを警戒し思うようにペースが上がらず、その差は15秒、30秒とみるみる広がっていった。

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小さなギャップを見逃してしまった7名はとのギャップは見る見るうちに広がっていった。

後続の7名はCCCが交互にアタックするも、勢いがないのとCCC以外の5名が追走する形(逃げるCCC1名 VS その他5名)となり、CCCにとっても有利な展開とならず、逃げる選手とのタイムギャップは開いていく一方だった。

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先頭集団に2名いたCCCはそれぞれが単独でアタックし、逃げる選手との合流を図るが今回の展開ではあまり合理的な方法では無いと思う。

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最後まで逃げ切り独走で優勝したVANDENBORRE MATHIAS。今季3勝目。



最終周回に入る頃には1分以上のギャップが生まれ、後続は2位争いを狙う展開となった。最終周回にCCCがアタック。津田も単独で追うが前に追いつくことは出来ず、後続にも追い付かれ、3位争いのスプリントで6位となった。

 

「夏季 海外遠征が始まる」早々に消化器系が不調となり(渡欧の際の飛行機での移動で食中りを起こしてしまった)レース辞退、リタイヤと続いたが、約1週間で「普通に強い」状態にまで回復した事が何よりも良かった。

津田悠義のコメント
「体調は良かった。前半動き過ぎてしまい、ラス3周は足がいっぱいになってしまった。今思えばもっと上手い走り方があったのかと思う。この経験を今後のレースで活かしていきます。」


レース後、津田に「ラスト3周で1名が逃げて、追走7名にCCCが2名いたが、自分がCCCのエースだったらどのような展開に持っていくか?」を聞いてみた。今回は勝ちを逃したCCCの「失敗」を目の当たりにしただけに、「どうしたら勝てるのか?」を実体験と共に考える事が出来たのは「6位に終わった」津田にとってもそれ以上の経験となったと思う。
このあと、良いレースが続くので良い走りを期待したい。