サイクリングアカデミー #1 ERPE-MERE BAMBRUGGE U17
ERPE-MERE BAMBRUGGE
8 x 8,2 km 65.5㎞ 出走56名 完走25名
17位 篠島 瑠樹
23位 溝口 達也
DNF 中村 蓮
サイクリングアカデミー初戦。初戦の目標は「落車しない事」。わざわざ海外にまで来て、目標の設定が「落車しない事」と言うのはレベルが低い…と思われるかも知れないが、初めての欧州レース、他の日本人選手と一緒に出走となると、エキサイトし過ぎて冷静さを失う日本人選手を過去に多数見てきた。
そこで、初戦を迎える前日には「落車しない思考回路」を作るためのグループワークを行いました。皆で様々なケースの落車の原因を考えていくと、落車の原因は自分にも沢山あり、多くの落車は防ぐ事ができたと気づく事が出来ます。
レースは2周目にイギリス人選手が単独で飛び出し、集団は常に追撃の動きを見せ、ハイペースな展開が続くが、常に潰しあいとなってしまい追撃集団を形成するには至らない。レースが半分を過ぎたころには集団は約半分にまで人数を減らした。4周目に逃げる選手を吸収し、6周目にはアタックの打ち合いの中からイスラエル人選手が単独で逃げを決めて、ラスト3周を独走で逃げ切った。
中村は前々日に体調を崩し、万全の状態でレースに臨むことが出来ずにリタイヤに終わった。現在は体調は回復しているので残る3レースで実力を出し切って欲しい。
溝口は何度か集団の前方まで上がり、位置取りのうまさを見る事ができたが、最終周回にメイン集団から僅かに遅れてフィニッシュした。
篠島は「いつも後ろで走ることになってしまった」と言っていた。
3名に言える事なのだが、ベルギーのレースは、日本のレースとは集団の密度、コーナーの立ち上がりスピード、展開など「違う種目」と言っていいほど、異なっている。
次のレースは「落車しない」からもうワンステップ先の課題に取り組んでみたい。