Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

広島森林公園ロードレース DAY1 大町 E1優勝!

チームユーラシアはジュニア1年目の選手からU23 4年目の選手まで所属し、それぞれの選手はプロを目指し、機材や活動費のサポートを受けている。

少なくとも練習時間に関して言えば「プロと遜色ない」ほど恵まれているし、機材に関しても十分以上に実力を発揮できる機材を使わせていただいています。

そこで、仕事をしている、もしくは高校生が多く参加しているエリートツアーへ参加する事に自分でもそれが正しい判断だとは思わないが、現実問題として、今回エントリーしているレースが選手達に用意されたカテゴリーである。

実際に大町のE1での優勝や寺澤のE2E3での2位、もしくは古林のE3,E2での連勝など、その結果=数字が評価に値するものかは分かりません。
同性代の選手達がこれまでに残してきた海外での成績や、現在進行形でのJPROツアーの走りと比較した場合、もしくはこれまでの各選手の走りや今後の目標を考えた場合、今日のエリートカテゴリーの数値だけを見ても、うかうかしてられない…と言うところが正直なところです。

しかし、レースの戦略を練り、チームメイトとコミュニケーションを取りながら判断し、レースを組み立てながら実行し展開していく事は価値があり、この経験は後の選手としてのキャリアにとても重要な経験として残っていく…と思えば良い経験となるのかなと思います。

寺澤もE2E3で勝てるだけの足がありながら、それでも勝てないのは一言で言えば経験不足。まだ勝てないという事はE2E3カテゴリーでやり残したことがあるという事なので、それぞれの選手は個々の課題、目標に取り組み成長していく事を願っています。

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群馬を走る寺澤アンドリュウ


前置きが長くなりましたが
E1 1位 大町健斗
E1 13位 花田聖誠
E1 DNF 吉岡拓也
E1 DNF 古林一夢

E2E3 2位 寺澤アンドリュウ
E2E3 25位 鈴木史竜


花田聖誠によるE1レポート

JBCF 広島森林公園ロードレースday1
クラス: E1
13位/37名出走

スタート後、5分間のニュートラル区間を終えリアルスタート。しばらくしてチームメイトの大町選手と、天野選手(VC VELOCE)の2名が抜け出る。

2周目後半の3段坂で天野選手が遅れ、先頭は大町選手が単独。その後、3段坂頂上付近でペースが上がり後に大町選手を吸収。

4周目のホームストレートで抜け出しを試みるが失敗。

その後レース中盤に7名が抜け出た。3段坂の中盤でペースが緩んでしまいタイム差が30秒程まで広がる。集団にいたチームメイトに展望台の登りで追うと伝えると、古林選手から足がキツくこの先残れるか分からないから、牽くといわれ、集団の前に出て牽引してくれた。その後、途中集団から少し先行していた3名をパスし、展望台の登りまで牽いてくれて、その展望台の登りで抜け出したが登りだけで追い付く事は出来ず、下りの途中で前の7名に合流し8名に。

8名のままホームストレートを通過。しかしその後の下り区間でペースを上げた集団に吸収。

6周目の前半の下り区間で4名が抜け出る。3段坂で30秒と表示されたので、3段坂の中盤で集団から抜け出し追走し展望台の登り頂上で合流。5名で先行し1分差まで広がったが、次の周の3段坂の展望台の登りで吸収。

残り3周で5名が抜け出る。タイム差30秒程広がってしまったので、かなり焦ってしまい、集団の前に出て牽く。

残り2周の3段坂手前で先行していた全選手を吸収。その後のタイミングで大町選手が抜け出る。下り区間で一瞬追い付いたが、再度大町選手が踏み直し独走に。

残り1周で大町選手が独走で通過しその後、集団が通過。ホームストレート先の下りで西本選手(八王子桑志)が抜け出したがここまで、足を使い過ぎてしまい反応する事は出来ず。

結果、大町選手は独走でゴールまで行き優勝。自分は集団の最後尾でゴールした。


今回のレースでは、前半から中盤に掛けて動き過ぎてしまった。自分の中で、逃げに乗ると言う事を強く意識しすぎてしまい、肝心な所で動く事が出来なかったです。もう少し、レースを冷静に見て進めていく必要がある事を改めて感じました。
途中にチームメイトとのコミュニケーションも上手く出来ず、もう少し上手くできていれば、自分自身ももう少し上の順位を狙えたかもしれないです。
明日は60kmと距離は半分となりますが、その中でも自分の脚質をいかし、優位に進めて行けるようにしていきたいと思います。
花田

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ジャパンの代表チームで西日本クラシック JPROツアーカテゴリーを走る花田
 




E2/E3 寺澤アンドリュウによるレポート
JBCF 広島 DAY1
寺澤アンドリュウ
・コンディション
・9月26日土曜日
・天候;晴
・気温;20度
・タイヤ;IRC RBCC FORMULA PRO
・ホイール;GOKISO
・レース内容
 一周約12kmx7のコース。2月の合宿で走ったことのあるコースだったためコースはある程度
把握していた。
 スタート位置は集団後方より。ローリング中も冷静に集団中盤に位置を取った。
 アクチュアルスタート後、前回の群馬戦の反省を生かし最初から先頭に出ることなく徐々に位
置を上げていった。
 2周目前半の降りコーナーの際、自分の後ろで落車がありそれによって20人ほどに先頭集団
が絞られた。そのため2周目はペースが上がり集団に緊張感があったように感じた。
 この集団に城南高校の選手が4名ほどいて集団を完全にコントロールしていた。
 自分はちょっとしたアタックに過剰に反応してしまうという神宮外苑クリテの時からの課題が
全く改善されていないことに途中で気づきレースの後半では冷静に逃げを観察して追うべきか見逃
すべきかを判断することができた。
 そのため、前半3周ほど三段坂を先頭を引くことが多かったがレース後半は三段坂は休む区間
だということを意識し先頭に出ることを控えた。三段坂を利用してゼリーなどのエネルギーを安
定して補給することもできた。
 ラスト3周の三段坂で城南高校の選手がアタックをかけ、三人の逃げが決まった。自分は最初
その逃げには反応しないつもりだったがペースが明らか速かったため三段坂の最後の坂を利用して
差を縮めてその後の下で踏み、追いつくことができた。
 最初集団との差は15秒ほどだったが最終周回に入る前には1分の差を作ることができた。
 ラスト1周は目立ったアタックがかかることなく三段坂に入り、三段坂の最後の一段でアタッ
クをかけたが決まらず失敗してしまった。
 その後そのままのメンバーでホームストレートに入り、ラスト300mで自分と城南高校の鎌田
選手のスプリント勝負になった。
 結果僅差で負けてしまい2位だった。
・まとめ
 今回のレースでは前回の群馬よりも余裕を持って状況を判断しながら走ることができた。
ラストのスプリントでは満足のいく結果は残せなかったが掴めるものが多かった。
明日のレースでは展開が変わってくるはずなので確実に優勝できるようにしたい。