Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

#15 West Vlaanderen Cycling Tour Day1 Wielsbeke

 
 11X6.05km  66km AVS 43.01k/h 

1
GROOTJANS Jente
WAC TEAM

2
LAMPERTI Gianni
USA CYCLING TEAM

3
VANDENBULCKE Alex
TIELTSE RENNERSCLUB

43th Nagata Kazan
44th Takeuchi Naru
47th Kobayashi Hitomu
54th Tsuda Yugi
DNF Okochi Masahiro
レース中盤にベルギーチャンピオンを含めた4名が集団を先行。集団は常に30秒以内で
先行する4名を泳がせた。ラスト2周に入りペースが上がり4名を吸収。
集団によるスプリントになるかと思われたが
ラスト1kmで4名が飛び出し僅かさで逃げ切った。

長田、竹内、古林、津田は集団で完走。大河内は落車し
一度は集団に復帰したものの、集団から遅れ残念ながらDNFとなった。

ベルギーのU17競技規則ではペダル一回転で進む距離が7.32mと定められている。
その為には52X16 もしくは48X14相当のギアとなる。

国内の規則では52X16相当の規則となっており、
多くの選手が14トップのスプロケットでトップ側2枚をRメカを調整して
使えなくすることで「14トップの使用が認められている」。

しかし、ベルギーではアウターが52Tの場合、Rメカを調整したとしても
「14トップの装着されたホイールの使用」は認められていない。

今回のアカデミーに参加したU17選手5名中、4名は14トップのホイールを
使用していた為、急遽トップ側2枚を外し、
各種スペーサーを組み合わせて使用できるように調整した。

レース当日は検車が行われたが、アカデミーで参加した選手は全員がパスした。
しかし52X14で参加したベルギー人が1名おり、「一発失格」となった事を考えると、
安易に「リアメカの調整」だけで走る選手もそれを認める国内の規則も、
16トップの11速スプロケットを製作しないメーカーも問題があるように思う。

ベルギーの場合は元々国内と同じ52X16ギアとされていたが、
16トップ11速スプロケットの入手が困難(欧州ではMicheやBBBから販売されている)
である事から48X14の使用が認められている。52X16よりも若干重たいギア設定となる。

第1ステージでは長田が段差を飛び越えたときにスプロケット側のチェンが
トップより外側に落ちる(トップの16Tとフレームエンドの隙間)トラブルが発生した。
幸いな事に集団に復帰する事ができた。

2018 U17 サイクリングアカデミーでは事前に52X16トップ・・・
もしくは48X14を必須とし直前のトラブルの発生を無くしたい。

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Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #14 Lauwe U19

1
VANSTEELANDT Thomas
CYCLING TEAM LUC WALLAYS - JONGE RENNERS ROESELARE JUNIOR
2
ANSONS Kristers
MSG JUNIOR
 3
MELAMED Shahar
TACC JUNIOR
 
10
ONODERA Kei
JPN20001019 z.t. z.t.

TEAM EURASIA JUNIOR
 
 
 
 
33
FUKUDA Yoshiaki
JPN20000821 z.t. z.t.

TEAM EURASIA - IRC TIRE JUNIOR

 

 

 

レース中盤に2名が先行。それを追撃する8名が集団を抜け出すが、小野寺と福田はここに加わる事は出来なかった。

先行する2名は最後まで逃げ切りを決めた。小野寺は後半に入り調子が上がり最終周回にメイン集団から飛び出し約30秒のギャップを単独で詰めて先行のグループに追いついたが10位に終わった。

2位に入賞した選手はラトビアの選手で今年の国内選手権でロードレース、タイムトライアルで優勝しており、先日行われたヨーロッパ選手権でも14位に入っている選手。

小野寺はこのレースが今アカデミー最終レースとなる。落車などもあったが昨年よりカテゴリーが上がる中でしっかりと結果を残せた事に成長を感じた。
残念ながら「あと一歩」で優勝は逃したが、来年の走りに期待したい!

Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #13 Meulbeke U17

# deelnemers: 58 - # opgevers: 9 - Afstand: 58.0 km - Tijd: 1:29´00" - Gem. snelheid: 38.01 km/h
TIJD +
1
VAN VEENENDAAL Hidde
NED20010203 1H29´00"

WV DE JONGE RENNER U17M
 
 
2
TENE Rotem
ISR20010330 z.t.

ISRAEL GO PRO U17M
 
 
3
MICHIEL Nuytten
BEL20010719 z.t.

CYCLING TEAM LUC WALLAYS - JONGE RENNERS ROESELARE U17M
 
 
4
VAN RYCKEGHEM Lars
BEL20020918 z.t.

CYCLING TEAM LUC WALLAYS - JONGE RENNERS ROESELARE U17M
 
 
5
TSUDA Yugi
JPN20021221 z.t.

23 Takeuchi Naru
27 Kobayashi Hitomu
28 Nagata Kazan
32 Okochi Masahiro



3周目に津田とベルギー人の2名が集団を飛び出す。これにベルギーチャンピオン、オランダチャンピオンを含む4名が加わり6名となる。

メイン集団とは15秒~30秒程度リードしていた。メイン集団との差が詰まったタイミングでベルギー人2名が飛び出し、先行の6名と合流。8名の先頭集団が完成した。

8名は最終周回に入るとアタックが起こる。津田のアタックで2名が遅れるが、そのカウンターで4名が先行し僅か差ながら逃げ切られた。

メイン集団では古林、長田、大河内、竹内共に積極的に動き集団内で完走した。

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左から津田、オランダチャンピオン、ベルギーチャンピオン

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Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #12 Kluishoutem U19

86.4km  AVS42.37k/h   96riders@start


1
FLANNAGAN Breandan
POWERHOUSE SPORT

2 KRISTERS Ansons
ASFRA RACING TEAM
3 WARD Adam
OMAGH WHEELERS CYCLING CLUB

21 FUKUDA Yoshiaki
TEAM EURASIA - IRC TIRE

DNF Onodera Kei


コースは三角形で、比較的道幅が広く長い直線で構成されている。緩い登り区間もあるが集団で走っている分には登りである事を意識しないで流れてしまう。
例年、決定的な逃げは決まり難く、15秒前後先行する動きはあっても2周と持たずに集団に飲み込まれてしまう。しかし、ここ3年は後半に入り逃げは決まっている。

福田も小野寺も逃げる気満々でレースに臨み、アタックに反応していくがどれも決まらなかった。小野寺は数名のエスケープを追撃する動きで3名で集団を飛び出したが、3名で先頭交替をする中で落車した。幸い、バイクに破損はあったものの身体は擦過傷だけで済んだ。

福田はゴール勝負を狙っていたわけではないが、得意としており集団の前方でフィニッシュした。

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ラスト3周で逃げを決めた9名

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集団の前方でスプリントフィニッシュの福田(左側)

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逃げを決めるのが難しいコースであったが9名が逃げ切った。

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Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #11 Heestert U17

70km  7km X 10Laps AVS38.0k/h  74riders@start

1
FULTON Casey John
FATFROJS
2 BARBRY Giel
MEUBELEN GAVERZICHT-GLASCENTRA CT
 
3 GALLE Staf
WSC HOOP OP ZEGEN - BEVEREN VZW

17 TSUDA Yugi
TEAM EURASIA - IRC TIRE
24 TAKEUCHI Naru
TEAM EURASIA - IRC TIRE

31 NAGATA Kazan
TEAM EURASIA - IRC TIRE

DNF Kobayashi Hitomu
DNF OKOCHI Masahiro

U17の初戦。
去年は小野寺 慶がスタート後数百mでアタックし、3名で逃げ切りを決めた。コースは農道区間を緩く登り、市街地の幹線道路を直線的に下るコース。
天候はスタート前に降った雨はすぐに止んだのだが、レース中にまた降り出した雨はウェットな路面となった。選手達には「雨を想定した空気圧」として6.5bar前後を指示した。ユーラシアの清水や大町であれば恐らく7barでもいけたとも思うのだが、初めてのレースであり危険を回避する事を優先させた。

序盤から津田と長田は集団の前方で展開していたが、常に集団は一つのまま。5周に入りイスラエル人の単独アタックを追走する形で長田+1名が集団を抜け出し、それを単独で津田が追い3名の追走となる。そして逃げるイスラエル人を吸収し4名の逃げが完成した。

集団もペースを緩めず、常に30秒前後で先行していたが、ラスト3周で吸収。そしてアメリカ人が単独でアタックを決め、約20kmを独走し逃げ切った。

後続の集団ではラスト1kmで竹内が単独でアタックするがラスト200mで集団に捕まってしまった。

古林は体調不良によりリタイヤ。大河内は落車DNFとなった(身体も自転車も元気です)。

大河内の落車は残念であるが、1戦目から確かな手応えを感じることのできたレースだった。
 
 
 


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日本チャンピオンの津田は紹介されると共に最前列からのスタートとなった。
期待以上の日本選手の走りにレースも盛り上がった。左はU17 1年目のベルギーチャンピオン。津田の右側はブルガリアのチャンピオン。

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雨の中逃げ続ける4名

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ウェットな路面でもASPITE WETなら十分にグリップする。

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ラスト1周。逃げる1名を追撃するアタックに反応する津田。レースの流れを読み良いタイミングであったが集団に吸収された。レース後に「あいつ(イスラエル人4名で逃げていたときと同じ選手)メッチャつぇ~付いていくのが精一杯で先頭交代ができなかった・・・」と嬉しそうに話していた・・・

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ラスト20kmを独走で逃げ切った

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Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #10 Dadizele U19

1
VAN EECKHOUT Len
ACROG - BALEN BC 

2
VAN DE PAAR Jarne
ACROG - BALEN BC
 
3
MELAMED Shahar
TACC

19th Onodera Kei
DNF Fukuda Yoshiaki

小野寺は昨日に続き連戦となる。
昨日のレースも含め自分から動いて、後続を待つ先行タイプだが、今日は「周りの動きを見ながら相手のアタックに合わせる」後攻めを狙っていた・・・らしい。

しかし、実際には自ら動き小野寺のアタックをきっかけに6名の先頭グループができた。

約2周ほど先行したが集団に吸収。その直後4名が飛び出し、後に3名が合流し7名が逃げ切った。先に飛び出した4名のうち2名は小野寺が作ったエスケープにも加わっていたメンバーであり優勝したVan Eekhoutも含まれている。

小野寺は吸収されたタイミングでは足がいっぱいで反応できなかったそうだが、前日のレース内容を考えれば無理もないと思う。そんな中でも「レースメーカー」として展開を作っていくのは小野寺のセンスの良さでもある。

「後攻め」の経験も是非試して、様々な展開に対応できるパターンを増やして欲しいと思う。

福田は初戦となったが「先ずは」落車する事無く、レースを終えた。2周目のエスケープに加わったり、集団の中でも良いポジションで走れていたので、13日の次戦に期待したい。



基点となるアタックを決める小野寺。一日中どんよりとした天気だったが雨は降らなかった。

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6名のエスケープが決まる。ここには優勝したVan Eechoutや3位のイスラエルの選手も加わっていた。

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集団の中でも良いポジションで走れていた福田。序盤の逃げに加わったのも良かった。

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小野寺たちの6名が吸収された後に集団を抜け出した4名。2名は一度吸収された後に再度アタックした。

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ジュニアカテゴリーでも戦略的にチームで動く。

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Team Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy #9 Erondegem U19

93.5km   8.5kmX11laps  48riders@start


1 CAPPAN Lennert  BEL
2 ONODERA Kei JPN
3 VAGENENDE Liam BEL
 
DNF KAKIZAKI Eugene

ブラウブリッツェンに所属の小野寺 慶は今回のTeam Eurasia - IRC TIRE Cycling Academy への参加に際し、宇都宮ブリッツェンのサポートを受けて長期遠征が実現しました。

小野寺は1周目に5名で抜け出した。2周目には後続から6名が加わり11名の逃げが完成するが後に集団に吸収され、レースは振り出しに戻った。その後小野寺とCAPPAN Lennertの2名で集団を抜け出し、3周目には3名の逃げを完成させた。

集団とのギャップはしばらくは1分前後で先行していたが、ラスト3周で45秒、ラスト2周には一気に集団のペースも上がり9名が集団を抜け出し30秒差に詰まった。

ラスト1周では逃げ続ける3名と、追い上げる9名とのギャップが12秒差となり、絶望的に思えたのだが9秒差で逃げ切った。

積極的かつ戦略的な素晴らしいレースであった。1周目の逃げから最後まで一緒だった優勝したCAPPENはU17時代に「U17 1年目カテゴリー」でベルギーチャンピオンとなり、ベルギー代表でネイションズカップ等へも参加しているツワモノ。

「最終周回はさらにペースが上がった」と言うとおり、全体では平均時速40.3k/hながら、最終周回のタイムから計算した平均時速は43k/hに上がっているとおり、後続の集団のペースとのギャップを測りながらペース配分を行うということは戦略的にはセオリー的な走り方ではあるが、実際に成功させる事はプロでも難しい。

これまでもレースメーカーとして勝ち逃げに乗る事は度々ありましたが、荒削りな走りで最後まで優勝に絡む走りはできませんでしたが、修正を重ねここまできました。

次は優勝!と言いたいところですが、現在の走りをしっかりと定着させたいと思います。



蠣崎は1周目に落車。インターハイでも落車しており続いてしまった。レース直後は「泥を踏んでしまった・・・」と話していたが、少し時間を置いて落車の原因について本人と話したところ「欧州でのウェットな路面でのレース経験がほぼゼロだった」「リスクをそこまで負う状況ではなかった」「逃げを決めたい一心で冷静さを欠いていた」等、自ら原因を作り出してしまった事に気付く事ができた。
幸い身体も自転車も元気なので気持ちを切り替えて次のレースに臨んで欲しい。


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最後はCAPPENとの一騎打ちとなった。圧倒的な経験の違いを見せ付けられたが、詰められる「違い」であると感じた。

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