Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Sint Lievens Houtem

75th Shimizu

DNF Onodera

 

8.7kmを13周。コース中に小さな丘が2つあり獲得標高は750mあった。
途中狭い区間や横風区間があったもののレース終盤まで逃げは決まらなかった。清水は最終周回にメカトラがあり遅れてゴールし、結果こそ出走91人中75位に終ったが、前半から積極的に動き、何度か有効と思われたエスケープグループに加わったり、今期最高値に近いNPを残す事ができた。

 

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ポジション

残るレースが2つなったが、清水のサドルのポジションを10mm下げた。
シーズン中にサドル高の大きな変更は様々なリスクを負うことになり、一般的には2~3mmずつを数日毎に変えていく事が多いと思うし、僕もそれを推奨する。

しかし、清水の場合はスムーズな回転を妨げると判断できるほどにサドルが高い。

この事は2016年2月にポジションを合わせた際に気付いていたが、先ずは「本人のやり方」を尊重しようと7月までそのポジションのままで走っていた。

しかし、シーズンも後半に入り、コンディションが上がらない事から「監督の責任」の元でサドルを一気に20mm下げ、サドルを後退させ、ステムを20mm短いものに交換した。

このポジションを変えたのはベイテムでのレースだったのだが本人は腰の張りを訴え1時間でリタイヤとなった。

teameurasia.hatenablog.com

本人はスピードに乗せ難いと感じていたようだが、1時間ながらNPが310ワット、20分のMMPが284ワットと今期の最高値を更新した。これはポジションを変えたことによる腰への負担が増えた事よりも、「腰を含めた身体全体を使いパフォーマンスが上がった事で腰に負担が集中した」とポジティフに捉えた。
また違う視点ではサドル位置やハンドル位置を変えても、踏み方、ポジションはそのままでその「変更後のポジション」を乗りこなせない場合も多々あるが、清水の場合は上手く乗りこなせていると感じ、しばらく腰などの様子をみながら継続する事にした。

その後、2週間後のレースでは勝ち逃げに乗り、最後は千切れてしまうが大きな手ごたえを7月26日 Flobecq のレースで感じることができた。
そして8月7日のフランスで行われたエリートナショナルのレースでは6位に入賞し、ポジションに対する確信を持っていた。
この時のデータは3時間15分のレースでNPが294ワット、MMPにしても各時間帯においてベストを更新、もしくはそれに近い数字を残す事ができた。パワーなどはレース展開に左右される事が大きいが参考に価する数値である。

しかし、清水の中でブリッジを掛けた時に「追い付く事ができない」事が課題となったが、その解決策で「サドルの高さを上げて(約10mm)ギアのかかりを良くする」事を実践したが、実際に1~3分程度の強度の向上には繋がらなかった。

 

2017シーズンに向けて「きちんとポジションを決める為の情報収集」として再びサドルの高さを10mm下げる事を提案し、腰を引いたポジションを意識するように伝え、2日後の27日のレースを迎えた。
ざっくり言えばNPは290ワット。今シーズンの最高値(2時間半以上のレースにおいて)に-4ワットに迫る数値を残すことが出来た。5分及び1分のMMPは9月の最高値を残す事ができた。ポジションを変更する前の24日のレースでは20分のMMPが今季最高であったがこれは追撃集団に加わり一定の高い強度で踏み続ける事があった事が要因と見られる。

 

 

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パイオニアのペダリングモニターを使用しているが各MMPを打ち出して表に記している。いつのレースがどの強度でどの程度のパフォーマンスだったかをレース展開を考えながら一目で確認する事ができる。ヒストグラム等のデータと合わせて検証する必要があるがここでは割愛します。

 

 

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赤は今期最高の成績を残した8月7日のフランスエリートナショナルのレース。3時間15分という普段より45分も長いレースだったがより高い強度で踏めていた事が分かる。
青が今回サドルを下げて2日後のレース。特に20秒~3分の強度では赤い線を超える事は出来ていないが4分30秒~10分くらいの強度では赤い線を超えている(より高い強度で踏んでいる)。
レース展開によっても左右されるとはいえ9月中のレースの中で最も良いパフォーマンスと言える。

この冬の課題としてこのポジションをしっかりと定着させ、2017シーズンを迎えたいと思う。

 

 

 

SAINT AUBERT

体調を崩していた小野寺が約2週間ぶりにレースに復帰したが完走はならなかった。
清水は今期2度目となるトップテン入りとなった。
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9月24日 Gran prix de Saint Aubert
距離:112.5km 15LAP
結果:10位/48人
カテゴリー:1.2.3
天候:晴れ
 
暖かい天候の中スタート。風が強く1周緩やかな上りを含む流れるコース。
 
しかし、一度千切れると追いつくのに力を使うコース。
 
1周目からアタックが続き、最初は千切れかけるほど体調が悪く。
ひたすら耐える時間が続いた。
その後、何グループかに分断した一番後方のグループから一番先頭グループまで追いつき先頭10人のグループで勝ち逃げが決まる。
 
この中に、2チームが2人、3人とその他選手でその後も周回を重ねる。
ラスト2周で動きがあるが、また一つとなり残り1周。
 
そのまま、アタック合戦が続きその際にちぎれてしまう。
前はそこからさらにばらけて、数秒差でのゴールになぅた。
 
自分は、最後集団にいるだけできつく。
力を温存できる余裕がないまま、ラストまで行った。
体調が悪いが、残りのレース、ポジション新たに頑張りたい。
 
Team Eurasia IRC-Tire 清水太己

 

 

 

 

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スタート直後から横風区間を利用したふるい落としが始まる。


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前半は調子が上がらなかった清水だが6名の逃げを追撃する5名に加わり、後に11名の先頭集団を形成した。

 

 

 

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北フランスの丘陵地帯を進む10名の先頭集団。手前の白く枯れた植物はひまわりの茎。
ツールドフランスでは青い空に黄色いひまわりを背景に進むプロトンが名物だが、シーズンの終わりを告げるかのような光景・・・




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後半に入りアタックの応酬があったが、清水には余裕は残っておらず、10位でフィニッシュした。



MALDEGEM

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9月21日 MALDEGEM
距離:110km 25lap
結果:76位/89人 44.84km/h
天候:晴れ
 
1周フラットで風の影響は少ないが、高速レースで道が狭い箇所があるコース。
展開は、人数も多く序盤から終始ペースが速く逃げが決まりにくいと予想し、40分過ぎから展開していくことにした。
スタートから45分頃、一時集団からの抜け出しに成功するが、すべて決まらない。
その後、吸収されてからのカウンターの逃げでこの日の逃げがグループが形成された。
この時、逃げの動きの後で集団後方に位置を下げていた。
 
今日は、スタートから体の動きが悪いことがわかり、数いけないので、2回要所で動き2回とも集団から抜け出すも、決められなかった。
その直後の重要な動きに反応できる余裕がなかった。
 
そこからは、集団についていくことで厳しくなってしまった。
2日前の練習で踏みすぎたのが、原因だったので見直していきたい。
 
Team Eurasia IRC-Tire 清水太己

Passendale

DNF Shimizu Ohko

 

リム打ちのパンクによりDNF。今期50レース以上に参加し、初めてのパンクでした。

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今日はKortrijk市がNo Car Dayとして、市街地への車の乗り入れを規制しました。
レースへ向かう僕たちは機材の運搬等でかなり面倒だったのですが、通りを住処とする猫様には良かったようです。



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レース会場で見つけたメルセデス。これでピンと来た人は好き者ですね・・・



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僕はバッジを見るまで気付きませんでした・・・




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Westkerke

9月15日 Westkerke
距離:115km 21LA×5.5km
結果:32位/53人
天候:晴れ
 
コースはフラット。多少の軽い起伏はある。風がいつもより強めだが横風の影響が少ないコース。
スタートから動き続ける。
レース前半は、足の切れの無さに感じつつも、逃げることができるよう集団前方と後方でメリハリをつけるようにトライしてみた。
 
レース中盤に、数名で逃げるが決まらない。
その後、カウンター的な感じで逃げができる。
ここから3人が抜け出し、45分くらい3人対集団のレースが続いた。
最後の周回で、先頭3人を吸収したまま集団スプリント。
ペースは上がり続け、集団は縦に長く伸びた。
スプリントできるあしがなく、集団前方で走れず、32位でゴールした。
カウンターでいかれた逃げに反応できない位置でもなかった。
ただ、見送ってしまった。
その後の3人の逃げに加わりたかった。
レース中は、今弱ってきている箇所も分かった。
とにかく、レースへの調整をうまく行っていきたい。
 
Team Eurasia IRC-Tire 清水太己

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Heule

DNF Shimizu Ohko

鳴海、小野寺は体調不良により未出走。
 
距離:118km 20lap
結果:リタイア/78人
天候:曇り
 
1周フラットな町中と農道を使った、高速コース。
思想の時、風の影響をあまり感じなかったので、ポイントは長い直線区間と予想。
 
スタートからアタックしていくが、決まらない。
このとき体の関節の節々、腰から下の脱力感、前日の練習時の落車の影響を感じ、少しいつもより慎重に入っていった。
その結果、いつもより冷静にレースを見ることが出来勝ち逃げの追走中に千切れてしまい、チャンスを逃した。
 
今回出れて良かったことは、逆に身体が悪い状態で走った時の方が集団を見渡せる位置にいれて、いつもより少ない動きに絞ることができた。
それと同時に、前に足を使って位置をしなければいけないタイミングで後退して、勝ち逃げに反応できないことがあった。
 
以上のことを、次のレースに生かすにはシッティングで3分の強度を上げる練習が必要である。(ブリッチを成功させる足)
そのためには、今の疲労を回復できるように努めたい。
 
Team Eurasia IRC-Tire 清水太己

 

 

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