Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Zutendaal

117㎞ 164riders start / 99riders finish

25th Omachi Kento
93rd Suzuki Shiryu
99th Yamagishi Daichi

鈴木 史竜によるレポート

f:id:teameurasia:20190505172110j:plain




目標 前から、スタートし、アタック合戦の中で15分前をキープする事、レース全体の合計で30分以上前にいる事を目標にしていた。

結果 完走(90位)

コース 風の影響があまり大きくはないが1列になるような大通りから、狭いコーナーを抜けて追い風の何か所か段差のある林の中を抜け、300m程の登りを2つ登るコース

レース展開 序盤からアタックがあり、最終リザルトでは11人の選手が集団から抜け出してゴールしている。出走164人に対して、集団は80人ほどが残った。


 スタート前に出走できるか分からない状態のまま受付で1時間程待機し、エントリー完了したのがスタートまで25分を切っていた。出走できることを優先して、着替え等も出来ていなかったので、急いで準備をしてスタート地点へ。完全にノーアップで、位置も後方からスタート。

 当初の目標の走りをするために、急いで上がろうと力を使ったが、身体がガチガチで全然動かず、コーナーの位置取りでも位置を下げる状態だった。後方にいたせいで、登りの度に中切れも起きており、最初の2.3周は千切れるギリギリラインで走っていた。ここで耐えれば落ち着くと思い、何とか耐えていると、1時間ほどで身体が動くようになってきた。前半に焦って脚を割りと使ってしまっていた感覚だったが、それはそれとして、少しずつ位置をあげていった。最初にいた後方の場所は追い風一列の所など、基本的に位置を奪われ無い楽なポジションだった。しかし、少し位置をあげると2列等になり、みんな前に割り込んでくるようになった。そこから、集団の中でもう一段階前に行くと、密度も自分の中では比較的高く、うまくケイデンスと重心移動で自転車を進めてハンドルを指していかないと、位置をあげることもキープする事もできなかった。この位置が、JAPANの選手が比較的固まって走っていた真後ろの辺りであった。

 1度上がるだけなら風上から脚を使えば上がれると思うが、その位置をキープするとなれば、テクニックと、それ相応の脚が必要になるはずだと感じた。ただ、全体を通して、その場所に留まれた時が一番余裕を持って走れていたので、やはり位置によって、脚のある選手ほど、脚を使いながら比較的楽で安全な位置にいる事を強く意識した。その後、少しずつきつくなり、なんとか集団に食らいつく形で、完走となった。

 今回のレースでは、最終的に65人ほどが遅れていたので、メイン集団が大きかったとは言え、まずは完走してレース時間追い込めたのは1つ昨年より成長してると感じれる点だった。途中で少しでも位置をあげられたのも、ずっと後ろに安住してしまうよりは、よかった点だった。ただ、途中JAPANが固まっている位置まで上がって走れていた時は、立ち上がり等も圧倒的に楽に感じていたので、余裕がなければ無いときほど、そこに固執しなければならないのもよく理解できた。そして、そのさらに前では攻撃を仕掛けて、レースをつくってる選手が毎レース沢山いる事もしっかり受け止めて、早くそこにいかないといけない。

 初戦が80km、2戦目で完走を出来たのは過去2年と比較すれば、まずまずのスタートだと思います。ベルギーのレースを走りつつ、そのレース自体がトレーニングになる実力をつけてシーズンインすることが、今年のオフの最低限の目標だと冬場に考えていたので、その目標に対しては、2戦目としてはポジティブに考えられるレースでした。

 ただ、JAPANの選手と一緒に走らせてもらったり、イギリスチームを見れば、全く話にならないし、ベルギーのレースで結果を出す事を考えればこのまま順調にトレーニングをしていけばいい、、、というレベルではないです。

 せっかくこちらに居させて貰えているので、レースを利用して走れるようになる事も意識して、自費でも自走で行ける距離など今後も可能な限りレース日程を考えていきたいと思います。そのなかで、最低限の完走でのトレーニングと共に、15分でも位置に対する課題に向き合っていきます。こちらのレースが厳しいのはもちろんですが、前期のうちに一段階違うステップを踏まないといけないし、踏めると思って前向きな気持ちで走っていきます。

 

 最後に、昨日のレースを思い出せば、全力の30秒もがきを練習でこなせない量をこなしているはずです。今年はパワーデータでのトレーニングが出来ない代わりに、そこを数値の限界値にとらわれずに工夫出来るいい機会だとプラスに捉え、レース以外のトレーニングでは狂ったように追い込めるように、強くなっていきたいと思います。