Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U17#22 Bury

GRAND PRIX ADOLPHE TAHON
64.000km (8 tours de 8 km)01:42:51

 

1 TSUDA YUGI
2 VANDENBROUCKE BENJAMIN
3 DE ZUTTER JONAS



スタート前に「3日前のレースで優勝し、マークがより厳しくなっているハズなので、慎重にON OFF切り替えながら行くように」指示をした。

スタート後30分は時間は不気味なくらいに静かに集団のままレースは進んだが、45分を過ぎた頃に津田のアタックを起点に7名の選手が集団から抜け出す。

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しかし、津田の強さを警戒する集団はうまく歩調を合わせずに、津田が「回れよ!」と静かにアピール。
クールな15歳だ。

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「前回のレースは2人で抜け出し最後も独走勝利とは言い難かった内容だったので、今回は独走で勝ちたかった」

 

7名でのエスケープ中に「自分が一番強い」と確信した津田はラスト2周(ラスト15km)からアタック。
冷静に考えれば「ラスト15km」確実に勝つにはまだ早いと感じるが、ロードレースは格闘技であり、相手に如何にダメージを負わせて勝つか?勝ち方まで問われる競技であり、本能的に戦えるか?が問われる。ボクシングで言えば多くのボクサーは「判定よりもKOで勝ちたい」と言う心理と同じである。
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最後は後続に1'50"のタイムギャップをつけて逃げ切り、見事な勝ちっぷりでした!


Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U19#21 Kortemark

28riders@start  84km


6th Torikura Hissyo
10th Kobayashi Hitomu
20th Ikarashi Kota

1周7kmを12周。途中緩い登り区間や 横風が吹いたらエシュロンが組まれそうな農道区間もある。平坦で行われる事の多いウェストフランドル地方のレースであるが、バランスの取れた良いコースである。

出走人数が少ないので、「数名の強い選手がマークされ逃げが作られにくい」が「一度逃げが決まってしまうと追う選手数が少ないので決まりやすい」事をレース前に伝え、「それでも逃げに乗る事」を目標とし、前々回のレースで3位に入賞している鳥倉は「常に次の展開を予測しながらレースを走る事」を目標にした。

2周目に5名が先行。鳥倉による単独アタックのカウンターで行かれてしまい、鳥倉は反応できなかった。

少し間を置いて3人で追走をかけた。鳥倉が一番力強く、1名は余力が無く、1名は引く気が無い。あと少しのところまでギャップを詰めた所で、引くことに積極的ではない選手が単独でアタックし、前に追い付いた。鳥倉はそのまま追いつくことなく、集団に取り残された。

集団内でも積極的に動き、力を見せていたが、最後まで追いつく事はできなかった。
鳥倉はラスト700m、単独でアタック。集団から抜け出し集団の頭を取り6位だった。

古林は積極的に動くも集団から抜け出す事は出来なかった。五十嵐は集団から遅れリタイヤとなった。

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5名が先行し、メイン集団からブリッジを3名でかけた際、残り2名が先頭交替に積極的では無い中、ガンガン踏み先頭集団に加わる事を逃した。
では3名で抜け出した際に引くことを止めるべきだったのか?
引くか、引かないのか?についてはその時の状況によって異なってくるので一言で答えは言えないが、

引くのを止める
=集団に引き戻される
=集団から抜け出すチャンスは二度とないかもしれない。

引き続ける
=もしかしたら脚力のある選手が一緒に先頭交代に加わる可能性のほうが高い

今回は予想通りにはならなかったが、逃げに加わった時に「引かない選手がいる場合の対応」について考えるチャンスになったと思うし、何よりもこのような体験、思考を繰り返し経験を積む事で「逃げに加わるための精度を高める」判断が行えるようになる。

ネガティフな判断からは単発的には結果を残す事もあるが、長期的に考えた場合は得られるものは少ない。

残るレースは1つ。3位まで順位を上げているので勝ちを狙いたいが、その前に先ずは勝ち逃げに加われるよう、冷静な判断と積極性を期待したい。

Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U17#20@Ruiselede

34riders @start    66km

1st  Tsuda Yugi
2nd DEBUYSSCHERE Louis

ここ数レース好成績を残しているだけでなく、数字以上に力強いレースを作っている津田がレース前から注目を浴びていた。
ブックメーカーのこのおじさんは橋川が現役の頃からやっている老舗のブックメーカーさん。
未知の存在である津田のコンディションや脚質の情報を集めるために色々と聞かれた。
津田が優勝した場合は掛け金に対し4倍の配当がある。

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これまで独走で力を見せ付ける走りでレースを作ってきたが、最後にやられるパターンが2レース続いていたので、今回はレース前から「もっと周りにもレースを展開させる事と、脚質的にスプリントでは勝つ確立は低くなるので逃げるための余力を考えながらレースを進める事」を意識させた。

この戦略は津田の実力、脚質に対して言えるアドバイスであって、ユーラシアを含め他の選手にはまた違ったアドバイス、戦略がある。簡単に言えば「勝ちを意識できる選手だけが残りの余力を考えるべきであり、勝ちを意識できるようになるにはそれなりの成績と実力が必要である」と考えている。

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ラスト20kmでアタックし独走に持ち込んだDEBUYSSCHEREをしばらく泳がせ、力のある選手である事を確信すると津田が単独でアタックし、約半周で追い付いた。
二人でのローテーションも「相手のほうが力強かった」と判断できるように冷静に走れていたようだ。
「スプリントでは勝つ可能性は低い」と考えた津田は残り700mのコーナーの立ち上がりからの緩いのぼりでアタック。コーナーでは鋭く突っ込んでいったがIRCタイヤのASPITE WETはしっかりとグリップ。
ゴール前では僅差まで迫られたが最後まで逃げ切った。

 

f:id:teameurasia:20180825000502j:plainフィニッシュは乃木坂46の決めポーズ。
色々このアイドルグループの魅力を目をキラキラと輝かせて語ってくれたが、オジサンの心には残念ながら響かなかった(笑

それよりも雑な走りで失敗を繰り返しながら結果を残す津田の走りが断然響いた。

前回3位のレースはこちら

teameurasia.hatenablog.com

Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U17#17 Kortemark - Team Eurasia-IRC tire

前々回5位のレースはこちら

teameurasia.hatenablog.com



Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U19#18 UCI 1.1

OMLOOP DER VLAAMSE GEWESTEN

 

 

1 VAN GRIEKEN Jarne
2 DE DECKER Tijl
3 VAN DEN PLAS Jasper
13 Kayama Hiryu
31 Torikura Hissyo
41 Fukuda Yoshiaki
52 Takagi Hideyuki
76 Ikarashi Kota
85 Nakamura Tatsuyoshi

香山、中村、福田、鳥倉を中心に積極的に動いたが、ラスト4周に完成した「勝ち逃げ」に加わる事は出来なかった。
鳥倉は勝ち逃げに対するブリッジに動いた2名に複数名で反応したが、他のメンバーが協調せずに躊躇しているうちにブリッジに失敗してしまった。先に動いた2名は先頭集団に追いついただけに絶妙なタイミングで動けたのは良かったが、惜しいチャンスを逃してしまった。
ラスト2周に香山を含む福田を含む約10名の追走ができたが、福田は遅れてしまった。
香山は前に何人がいるのか?分からぬままガムシャラに走り13位でフィニッシュした。
中村は最終コーナーでポールに突っ込み落車。肩を痛めた。翌日病院で検査を受けたが原因を見つけることはできなかったが、帰国後 再検査をしたところ骨折していたらしい。前年度にも落車しており10レースで2回落車は「危険域」である。
自ら落車が多いことを自覚し、再発防止を心掛けてほしい。

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Team Eurasia - IRC TIRE サイクリングアカデミー U17#17 Kortemark

3rd Tsuda Yugi

集団から2名が飛び出し、これに2名の追走をかけて追い付き、4名のエスケープに加わった。逃げる4名は決定的となり、津田は各選手の脚を見るためにアタックしたが、スプリントで強そうな選手が2名いると感じた。

スプリントでは勝つ確立は低そうだったので、逃げを試みるも失敗。最後は4名のスプリントとなり3位に入賞した。


前2レースは力で押しまくるレースをしていたが、今回は冷静になり戦略を考えながら走れたのは大きな成長を感じた。

次回のレースでの一勝目を期待したい。