Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

Tour of Japan 2021  第3ステージ 東京

メイン集団でフィニッシュ
小村
湯浅
鈴木
寺澤

個人総合成績
22位 湯浅博貴 +9'08"
23位 寺澤アンドリュウ +9'54"
33位 小村悠樹 +17'34"
57位 鈴木来人 +29'00"


1周7㎞の大井ふ頭周回コースを16周。

スプリンターがいないチームユーラシアの目標は逃げに乗る事。ただ漠然とアタックするのではなく、逃げたいチーム、追いたいチームの戦略を考えながら2名以上の動きには積極的に反応するが、集団が追走を仕掛ける場面では待つ、という事を指示した。

 


東京ステージ前夜にはマトリックスの安原監督と選手達のご厚意で、若い選手がどのようにして集団内で走るべきか?マンセボ選手によるレースに対する心構えなどご教示いただいたので、それを実戦していく事も重要な課題である。

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スタート直後から入部選手のアタック、これに小村が反応。しかしすぐに吸収。

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その後も小村を筆頭に湯浅、鈴木も再三にわたりアタックに加わるが、集団が容認せず大きなタイムギャップを稼ぐことは出来ない。

 

さらに小村が動くが決まらない。

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また違う動きに反応する小村。小村の動きは、それぞれ良いメンバーが反応している事を思えば、どれが決まってもおかしくはない良い判断だった。

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鈴木来人はレース後「5回くらい反応したのですが決まりませんでした。僕が行った後のカウンターで川野選手がアタックして決まってしまった…」と、悔しそうに、しかしどこか嬉しそうに語ってくれた。

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アタックに反応し集団を抜け出す湯浅と寺澤。

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レースにおいて集団内で「チームでまとまる」事は基本である。そこから個別にさまざまな戦略と課題があり別々に行動していく。いつもなら集団内で焦って無駄に競り合いながら良いポジションをキープする事を考えていたが、マトリックスさんから「展開やコースによって休むときは休む…」と教えていただいた後では、集団後方にいても余裕が感じられるようになった。

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レースが動いたのは、中盤過ぎに鈴木が反応したアタックのカウンターで小林選手(マトリックス)、岡本選手(愛三)、渡邊選手(那須)、横塚選手(右京)川野選手(弱ぺ)の5名が先行。

この5名はタイムギャップを1分近くまで引き離す。ラスト20㎞、先行の5名から川野選手と小林選手が先行。20㎞で1分以下のなので、区間優勝を狙うチームの追撃により潰され集団スプリントになると思われたが、集団は動かず。2名は逃げ切り、川野選手がスプリントを制し優勝した。

 

 

選手達は3日間を通し、成績を残せませんでしたが「積極的にレースを走り成長できた」と感じます。そして「ダメな部分」も露呈しました。

ツアー・オブ・ジャパンの開催にご尽力いただいた主催者・大会関係者の皆様、井上ゴム工業株式会社とスポンサー各社の皆様、会場やオンラインを通し応援してくださったファンの皆様、一緒に現場で仕事をしてくれたメカニック成田さん、マッサージャー金田さんに心から感謝致します。本当にありがとうございました。

この選手達と共に結果を残せるチームへと成長していきたいと改めて感じました。今後ともご声援をよろしくお願い致します。

 

チームユーラシア-iRC TIRE監督 橋川健

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