Team Eurasia-iRC TIRE

🚴‍♀️ロードレースチーム Team Eurasia-IRC tire 日本と欧州で活動中!

サイクリングアカデミー #4 U17 Voortkapel-Westerlo

📍Voortkapel-Westerlo
🏁6.3kmX11 Laps=69.3km

🚴‍♀️出走90名 完走53名  AVS 39.9k/h

21位 安川尚吾

27位 風間大和

31位 辻洸之介

34位 田島綾人

DNF 相田洸太郎

 

スタートから単発的なアタックが繰り返され、風間、辻、安川も積極的に反応していく。

5周目、辻のアタックにJANSSENS YORHANが反応。第2戦のKarnielでも優勝した選手だ。2人で集団を引き離すが約1周で辻が遅れる。辻は集団に戻り、集団は追走のアタックが起こり活性化する。

4名が飛び出し、逃げるJANSSENS YORHAN と合流。5名が最後まで逃げ切り、6位以降が集団スプリントとなった。

安川、辻は各々が「集団の頭を取る」と余裕を感じていたが、混沌とした集団内で力を発揮できずに終わった。

 

【選手コメント】
「序盤のアタックに積極的に動いていった。集団が緩むタイミングを感じたので単独でアタックしたらJANSSENS YORHAN が反応してくれた。千切れたしまったことに大きな力の差を感じたが、作戦通り逃げることができたのが大きなステップアップだと思う」



田島「意識的に集団前方でポジションをキープすることができ、安川君や辻君が話していた『集団前方の方が楽』ということを身をもって感じた。今回は完走したかったのでアタックには反応する事はできなかったが、今度走る機会があればアタックにもチャレンジしたい」

 

 

安川「とにかく逃げに乗る事を意識していたので『考えないで緩んだらアタック』を繰り返していた。途中で序盤のアタックは決まらないと判断して休む事にした。アタックのし過ぎで腰や足など身体が動かないと感じたが、少し休んだらまた動けるようになり、気持ちを切り替える事ができた」

 

 

相田「完走したいという焦りからか、クリートのキャッチを5回失敗した。集団内で隙間に入ろうとしてもなかなかできなかったが、集団前方へ上がれるポイントでは踏んで前に上がった。しかし、レース中盤には足がなくなり遅れてしまった。今まで以上に頭を使ってレースを走ることができたし、内容には悔いのない走りができたので良かった」



風間「絶対に逃げてやる、という強い覚悟でレースに臨み、安川君と辻君とで代わるがわるアタックを繰り返した。残念ながら自分自身がエスケープすることは出来なかったが、辻君が逃げている時はすべての追走を潰す気持ちで走っていた。守りの姿勢で後悔はしたくないし、これからもこのようなレースを続けていきたい」 

 

【橋川コメント】

彼らの脚力はベルギーのアマチュアでも十分通用する事は間違いないと感じていたので、今回

1)アタックする事

2)後に千切れても良いから逃げに乗る事

3)勝ち逃げに反応できたら更に良い

4)勝ち逃げで最後まで残ったら最高!

と安川、風間、辻の目標を設定していた。

1)ができれば良いなと思っていたところに一気に3)の目標まで飛び級で目標を達成した。結果的に辻が勝ち逃げに乗ったことになったが、3名が代わるがわるアタックしたことでレースをより厳しいものとし、その一つが辻の逃げに繋がっている事から、3名で達成したと言える。

千切れてしまった事を悔いるよりも、次は「どのようしたら千切れないのか?」を考え実行する事で4)に繋がり、その先には優勝が待っている。

田島は完走の目標に対し「アタックしない」という判断をポジティフに行った。結果メイン集団にでの完走に繋がったことは賢明な判断ができたと思う。

相田は残念ながら完走とはならなかったが、自ら集団の間を縫って前に上がるなどの意識と技術的な向上が見られた。

風間、辻、相田、田島の4名はこれで帰国となる。短いながらも欧州で得た大きな経験を活かし、日本のレースを変えていって欲しい。